「8番出口」が実写映画化決定!2025年8月29日全国公開へ

全世界で累計150万ダウンロードを記録し、社会現象を巻き起こしたインディーゲーム「8番出口」が実写映画化されることが決定した。配給は東宝が担当し、2025年8月29日から全国で公開される予定だ。このニュースはゲームファン以外からも大きな反響を呼んでいる。

原作ゲーム「8番出口」とは

「8番出口」は2023年11月にインディーゲームクリエイターKOTAKE CREATEが単独で制作したウォーキングシミュレーターである。舞台は日本のありふれた地下鉄の駅。プレイヤーは無限にループする地下通路に閉じ込められ、「異変を見逃さない」「異変を見つけたら引き返す」「異変がなければ進む」「8番出口から脱出する」というルールに従って出口を目指す。この独特の不気味な世界観と観察力を試されるゲーム性が人気を博し、YouTubeでの実況動画が総再生回数1億回を超えるなど、国内外で熱い支持を得た。

映画化の概要とキャスト

映画「8番出口」は原作の雰囲気を忠実に再現しつつ、映画ならではのストーリーを加えた作品となる。主演は二宮和也が務め、無限ループする地下通路で「8番出口」を探し求める男を演じる。監督は映画プロデューサーとして知られる川村元気が担当し、初のタッグとなる二宮とのコラボレーションに期待が寄せられている。
公開された特報映像では、ゲームでおなじみの地下通路や繰り返し登場するスーツ姿の“おじさん”が実写で再現されており、ファンからは高い再現度に驚きの声が上がっている。ポスタービジュアルには大きな“8”が描かれ、不気味な雰囲気が漂うデザインとなっている。

原作者と監督のコメント

迷う男:二宮和也 コメント
とにかく川村【監督】とご一緒したいと思っていたので、お声を掛けていただいたのが嬉しくて参加出来てよかったなと思いました。この作品は中々言語化が難しいのですが、我々のこだわりの一秒一秒を早く皆様に観ていただきたいと思っております。
では、異変にお気をつけて、、皆様が映画館から出られる事を祈っております。

監督・脚本:川村元気コメント
超日本的に整理された地下通路における、混乱と恐怖の無限ループ。
『8番出口』に出会った時、これは日本発の世界で勝負できる「発明」だと興奮しました。でも、いったいどんな映画になるのか? 今まで映画を四十本以上作ってきて、これほどまでにどんな映画になるのかわからない作品はなかった。けれども、それこそが映画館で体験したいエンタテインメントだとも思いましたし、自分が監督としてチャレンジするのならばそういう作品でありたいと思いました。
二宮和也さんは、まるで意思を持ったかのように異変を見せながら無限にループする地下通路に迷い込んだ主人公です。彼の役には名前がありません。恐ろしいことや不思議なことが日々起こる「現代」において、困難な「現実」をサバイブしていく「人間」を演じてもらいました。
二宮さんは、セリフやアクションで発散する芝居も素晴らしいのですが、それ以上に「惹きつける」芝居が抜群だと思っています。ただ歩いている、ただなにかを見ている。それだけでも観客が前のめりで観てしまう、視線を惹きつける力がある俳優。それは『硫黄島からの手紙』でクリント・イーストウッド監督が発見した彼の最大の魅力だと思っていて、それを『8番出口』では存分に活かしたいと思いました。脚本の段階から撮影の現場まで、彼の豊富なアイデアに、その多彩な演技に、大いに助けてもらいました。

公開情報

タイトル: 8番出口
原作: 『8番出口』(KOTAKE CREATE)
主演: 二宮和也
監督: 川村元気
配給: 東宝
公開日: 2025年8月29日(全国公開)
公式サイト: exit8-movie.toho.co.jp
公式X: @exit8_movie