全国高校対抗eスポーツ大会「STAGE:0 2024」の「オーバーウォッチ 2」部門で優勝したN高のチーム「Telomere」優勝インタビュー

高校対抗の全国eスポーツ大会『Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship2024』(以下、STAGE:0)では、2024年8月10日から8月12日までの3日間、クラッシュ・ロワイヤル 、オーバーウォッチ2、フォートナイト、リーグ・オブ・レジェンド、ヴァロラントで全国の高校生が学校対抗で対戦いたします。

この記事では、オーバーウォッチ2部門で優勝した N高のチーム「Telomere」へのインタビューの様子を紹介いたします。

左からHINIS4Ku選手、ソウラ選手、Amateru選手、Sorasuke選手、しずく選手

Q.優勝おめでとうございます。大会の感想をお聞かせください

【HINIS4Ku選手】
日本一に2年連続でなって、2連覇を目標にオーバーウォッチをやってきたんですが、その目標が突然消えてしまった感じがして、すごく燃え尽きた感じがします。
嬉しくはあるんですが、これからどうしていこうかなって言うのが大きいですね。

【ソウラ選手】
初めて今年優勝したんですけど、このチームじゃないと出来なかったですし、コーチ陣や支えて下さった方などの繋がりのおかげで勝てたので凄く嬉しいです。来年も勝ちます。

【Amateru選手】
個人的にはこの準決勝、決勝よりかは、予選の決勝で戦ったチームが1番メンタル的にも緊張したし、1番苦戦を強いられた戦いだったんですが、そこも無事勝った優勝までこれたので、よかったです。

【Sorasuke選手】
今年初めてステージゼロにでて、優勝したっていうので、シンプルに嬉しいですね。
来年も再来年も出るので、それに向けてまた頑張っていこうかと思います。

Q.今大会で1番印象に残ったシーンなどございましたら、教えて下さい。

【HINIS4Ku選手】
個人的には、配信されていなかったんですが、予選のS高との試合でポイントを取り切ったときに、不安から解放されたのが印象に残っています。

【ソウラ選手】
リーダーが言ったように、やっぱり配信はされなかった予選の決勝で、実力が拮抗しているS校に勝った時の達成感が大きくて、その後セミファイナルやグランドファイナルでもS高とも戦いたかったなっていう気持ちがあります。

【Amateru選手】
1番印象に残ってるのはやっぱり予選の決勝です。ワンマップ負けそうシチュエーションがあったの時に、自分のワンプレイでそれを勝ちに変えるシーンがあったので、そこが1番印象に残っています。

【Sorasuke選手】
自分も予選の決勝が1番印象に残って、そのときは接戦で勝ったので1番勝利を感じました。

【しずく選手】
みんなが言っているように、予選の決勝のS高との試合が1番熱かったですね。

Q.今日の決勝戦で最初のハイブリットの時に、攻め側の時はどのチェックポイントの時もギリギリで入っていきましたが、あれは想定内でしたか?
逆に防衛側の時は序盤けっこうやられた感じでしたが、終わってみたら途中で勝ちましたが、どんな作戦でしたか?

【HINIS4Ku選手】
ハイブリットでの攻めは第1も第2も本当にギリギリの到着ってことで、本当に想定していなくて、もっとスムーズにいく予定でした。
みんな不安とかがあったと思うんですが、みんなで落ち着いてやればいけるよ!って声かけも出来たので、上手く時間を残して到着出来たのでよかったかなって思います。

防御側は第1ポイントに関してはコーチに教えていただいた構成をやったりして、第1ポイントをとられた時点で構成を変えるとなったので、溜まっていたウルトを第2の時に効率の良い形で使うことが出来たので、そこで時間を使わせることが出来たのかなって思います。

Q.グランドファイナルのオフライン環境に苦戦しているようでしたが、どんなところに苦戦しましたか?

【HINIS4Ku選手】
自宅との環境の差でいうと、モニターの位置、机やいすの高さが違ったり、そもそもモニターのフレームレートが違うのが大きいかと思います。
あとは目の前に観客がたくさんいるプレッシャーだったりも多少あったんじゃないかなって思います。

【ソウラ選手】
先ほど話にも出てきた予選ではS高にも勝っているし、その人たちの分も勝たないといけないから、それこそ環境も違うなかでけっこう苦戦というか難しい部分もあったなって感じです。

【Amateru選手】
1番はいつもやってるモニターとフレームレートが全然違うところです。自分がやるロールがヒットスキャンだったり、1番影響しやすいロールなので、それの適応が最後まで全然出来なかったので苦労しました。

【Sorasuke選手】
みんなと同じようにモニターが違ったり、オフラインっていういつもと違う環境でしたが、自分は最後の方はいい感じに適応出来たんですが、1つだけけっこう周りの音が大きくてホワイトノイズが流れるんで、VCでのコミュニケーションが困難だなっていうのはありました。

【しずく選手】
モニターのフレームレートと、アップがあんまりできなかったので最初はあまり調子が出ませんでした。

Q.昨年は「Tankdiff」というチーム名でしたが、変えた理由や今回のチーム名の由来を教えて下さい

【HINIS4Ku選手】
「Tankdiff」っていう名前は煽りとかに使われる言葉なので、流石にこの名前じゃ印象がわるいかなってことで変えました。

「Telomere」っていう名前の由来は、年齢に関する遺伝子の配列みたいな感じで、自分達若いんでそれにあった感じのものを選びました。

Q.戦略で意識した部分はありますか?

【HINIS4Ku選手】
基本的により多くのコミュニケーションを取って、僕たちはダイブ構成っていう構成が得意なので、ウルトの管理をみんなで声をかけ合いながら試合を有利に進めていくようにしていきました。

Q.Q.予選から決勝までで、自分のチームのMVPだと思う選手をお願いします

【HINIS4Ku選手】
個人的なMVPはしずくさんが1番いいかなって思っていて、僕が担当しているのがブリギッテとかなんですが、1番近い役割なので、恩恵を受けやすくて、また最後の試合は阻害瓶が本当に刺さっていて、そのあたりがよかったかなって思います。

【ソウラ選手】
正直全員って言いたいんですが、強いていうならそらすけです。
けっこうタンクによって勝ち負けが左右されるので、予選で勝ったのもそらすけがいなかったら出来なかったことですし、そういった面でそらすけかなって感じです。

【Amateru選手】
自分もそらすけですかね。
やっぱりダイブ構成をするにあたって僕はエコーを使うんですけど、ダイブのDPSはタンクの動きに依存しがちなので、その面で相性よかったなって思います。

【Sorasuke選手】
自分はしずくがMVPだと思います。
自分が担当するタンクっていうロールはサポートの重要度が高いので、その中でスキルだったり色々上手くいっていたなっていうのを実感しました。

【しずく選手】
自分のなかでのMVPはそらすけです。
阻害とかできっかけを作った時にだいたい全て解決してくれるので、なかなかそれが出来るタンクって少ないと思うので、そらすけがMVPだと思います。

Q.今回優勝したことで、OWCSのステージ2への出場権を獲得されたかと思うんですが、すでに出場が決まっているチームで、対戦してみたいチームを教えて下さい

【HINIS4Ku選手】
個人的にはやっぱり「VARREL」ですかね。
ステージ1では日本で優勝していますし、世界大会とかも経験しているので、見ているだけでも分かるんですが、1回ボコボコにされて実力を体感したいなって思います。

【ソウラ選手】
自分はta1yo選手が所属するチームと戦いたいです。
他にも有名なFrogger選手やRomani選手がいるので、1回戦ってみたいです。

【Amateru選手】
やっぱり「VARREL」ですかね。
今大会の出場が決まってから、NICOさんに直接指導いただく機会があって、優勝したことで教えられる側から戦う側になったので。

【Sorasuke選手】
自分は年齢の関係でOWCS出られないので、見る側になるんですけど、「VARREL」との戦いが見たいなと思います。

【しずく選手】
自分はta1yoさん、Froggerさんたちのチームと戦いたいですね。
色々な強い人が集まっているので、対戦してみたいです。

Q.OWCSへ向けた意気込みをお願いします

【HINIS4Ku選手】
OWCSの本戦に関しては、ほぼ100%勝つことが出来ないんですけど、戦って得られる経験もあると思うので、メンタル的にはしんどくなると思うんですけど、それを糧にして、より良いプレイが出来るようになるのを期待しています。

【ソウラ選手】
多分勝てないと思うんですけど、ちょっとでも抗えたらいいなっていう気持ちです。

【Amateru選手】
目標としては勝つことを目標にするんじゃなくて、試合が終わった時にいかに視聴者側にインパクトを残せるかの方が、個人的には今回のOWCS出るうえでいいかなって思うので、それが出来るように頑張ろうと思います。

【しずく選手】
絶対負けてしまうんですけど、出来ることを全部やって自分の改善点を見つけてきたいと思います。

あとがき

チームのSNSでも優勝の報告がされていました。

ぜひ今後のチーム「Telomere」の活躍に注目です!

『Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2024』大会概要

■昨年は全国からのべ2,134チームが参加!真の”日本一”高校生チームを決める、国内最大級のeスポーツ大会
「STAGE:0(ステージゼロ)」は、同じ高校内のチームで日本一を争う、高校対抗eスポーツ大会です。
昨年の第5回大会では、過去最大のエントリー数となる全国のべ2,134チーム・7,031名の高校生が参加!大会のライブ配信総視聴者数は、約1,060万人を記録し、日本最大※の”高校eスポーツの祭典”となりました。
第6回となる今年は6月から7月にかけてブロック代表決定戦(オンライン予選)、7月中旬に全国大会セミファイナルを行い、8月の全国大会グランドファイナルにて、日本一の高校チームが決定します。全国から集まる強豪校を倒し、日本一の王座に輝くのは!?高校生の皆さんと一緒に、この夏の熱闘を盛りあげていきます!!
※ STAGE:0実行委員会調べ。 2015年-2024年 高校生のみ(高等学校、高等専門学校、中等教育学校後期課程又は特別支援学校の高等部所属)を対象としたeスポーツ大会の参加者数(公表数)の調査に基づく(2024年3月1日時点)

■大会主旨:
“STAGE:0(ステージゼロ)”には 「この舞台からすべてが始まる」という意味が込められています。eスポーツという文化で繋がり、チームメイトと共に戦い認め合うことで活躍し成長できる舞台を、全国の高校生の皆さまに提供してまいります。
ぜひご期待ください。

■主催:STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2024 実行委員会 (テレビ東京・電通)
■協力: Blizzard Entertainment、 Epic Games、Riot Games、Supercell
■後援:一般社団法人日本eスポーツ連合、オンラインゲーム・eスポーツ議員連盟、日本経済新聞社 他
■トップ・スポンサー:日本コカ·コーラ株式会社

■メディアパートナー:
北海道新聞社、テレビ北海道(北海道ブロック代表決定戦主催)
河北新報社、東北放送(東北ブロック代表決定戦主催)
中日新聞社、テレビ愛知(中部ブロック代表決定戦主催)
産経新聞社、テレビ大阪(関西ブロック代表決定戦主催)
中国新聞社、中国放送 (中国・四国ブロック代表決定戦主催)
西日本新聞社、TVQ九州放送 (九州・沖縄ブロック代表決定戦主催)
テレビせとうち

オーバーウォッチ 2


明るい近未来を舞台とした「オーバーウォッチ 2」では、強化兵、科学者、サイボーグ、オムニックなど個性豊かなヒーローたちが、実在のロケーションをモデルにした美しいマップで火花を散らします。様々な特性を持ったヒーローたちは、誰もが強力なアビリティや武器を備えています。バリエーション豊かで生き生きとしたマップで繰り広げられるバトルでは、チームと協力し、状況に合わせて臨機応変に立ち回ることが勝利のカギを握ります。 「オーバーウォッチ 2」は、Battle.net®をインストールしたWindows® PCおよびXbox Series X|S、Xbox One、PlayStation®5、PlayStation®4、Nintendo Switch 、Steamで無料でプレイ可能です。
オーバーウォッチ 2 公式サイト:https://overwatch.blizzard.com/ja-jp/

クレジット表記
STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2024