学校法人塚本学院 大阪芸術大学(所在地:大阪府南河内郡、学長:塚本 邦彦、以下 本学)は、このたび、ゲームというエンターテインメントを通じて「遊文化」をクリエイトする株式会社カプコン(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:辻本 春弘、以下 カプコン)と、大阪府、大阪市などで構成される大阪文化芸術フェス実行委員会と産官学連携で、対戦型格闘ゲーム「ストリートファイターV アーケードエディション」を競技タイトルとしたeスポーツ大会「大阪文化芸術フェス2019 × eスポーツ 大カプ芸杯01」を、10月22日(火・祝)に開催いたしました。
大阪府咲洲庁舎 1階フェスパ内に、この日のために特別なeスポーツ会場を設置。6ブロックごとに9試合の対戦が繰り広げられました。プロからアマチュアまで85名のeスポーツ選手が国内外から参加し、予選トーナメントからハイレベルな対戦に、観客も盛り上がりを見せました。今回の賞金総額は50万円、さらにはJeSUプロライセンスの発行もあるJeSU公認大会ということもあり、選手は皆真剣な眼差しで優勝を目指しました。
本大会の運営スタッフを、大阪芸術大学 芸術計画学科の学生たちが担当。「ステージ進行」「映像」「音響」「審判」「配信」などの役割に分かれ、eスポーツコネクト株式会社の協力のもと、「大阪文化芸術フェス2019 × eスポーツ 大カプ芸杯01」を全面的にサポートいたしました。芸術計画学科では、授業の一環として様々なイベントに関わることで運営を学び、イベントプロデュースカをつけることができる「学びの場」を提供しております。
<代表者挨拶の様子>
・学校法人塚本学院大阪芸術大学 副学長 塚本英邦
「大阪芸術大学とカプコンは今年からeスポーツ大会を定期的に開催しており、4度目となる今回は最大規模。これまでは大阪芸術大学オープンキャンパスにて開催していたが、外部施設で開催することは初めてとなります。
そもそも産学共同で”カプ芸杯”を始めたのは、ラジオで共演した大阪芸術大学出身でありカプコン所属の綾野氏と意気投合したことがきっかけです。今後もカプコンと提携し、eスポーツ市場を大阪から発展させていきたいと考えています。」
・株式会社カプコン 代表取締役社長 辻本春弘
「日本で初めて産官学で開催するeスポーツ大会を、大阪という地で開催でき嬉しく感じます。カプコンは大阪に本社がある企業であるため、今後も大阪から文化の発展、またeスポーツの発展に貢献していきたいです。eスポーツは、年齢や性別、身体能力やハンディキャップに関係なく、どんな人も同じステージで競い合える“未来のスポーツ”です。
将来的には各都市の地域や企業と協力してeスポーツチームの結成や、eスポーツ向けのスクールを設置するなど、誰でも参加できるスポーツにしていきたいと考えています。」
・大阪文化芸術フェス実行委員会 代表(大阪府 府民文化部 部長) 岡本圭司
「過去には熱中していたゲームをeスポーツとして若者と対戦してみたが、全く歯が立たなかったです。しかし、いくつになってもゲームを楽しみたいという思いがあり、若者だけでなく、自分たちの世代でも参加できる50代以上のeスポーツ大会の実施を検討してほしいと感じました。
将来は、現在建設予定である”大阪城ホールを越えるアリーナ”でeスポーツ大会を開催できるよう、今後もeスポーツの発展・成長を応援していきたいです。」
<大会の様子>
予選トーナメント
激戦の様子は、CYCLOPS athlete gaming 所属プレイヤーで、ストリートファイターⅤをはじめ様々なタイトルで優勝経験豊富なマルチゲーマーのどぐら氏が解説。さらにカプコン新公式リーグ「ストリートファイターリーグ operated by RAGE」でも実況を担当する大和氏が実況を務めました。
企業からスポンサードを受ける日本の若手選手やプロチーム所属の選手、さらには海外の強豪選手までが参加するハイレベルな大会でしたが、予選トーナメントからアマチュア選手がプロ選手に勝利するなど予想外の展開を見せ、会場は終始歓声に包まれました。
グランドファイナル
グランドファイナルでは、プロライセンスを所持するカワノさんと、名古屋の強豪プレイヤーとして知られるYuzuPonzuさんが対戦。高度な技が連続するなか、4セットの試合ののちカワノさんに軍配が上がり、会場はどよめきのなか全試合を終えました。
大会の最後に、本学卒業生で、カプコンより司会として参加した綾野智章氏は、「カプコンとしても、性別もハンディキャプも関係なく、全ての人たちが競技として楽しめるeスポーツを、新しい文化として大阪から発展させ、全国に届けていきたい。」と本大会を締めく
くりました。
■芸術計画学科 学生コメント
・今回のイベントを通して学んだこと
「前回から規模が大きく『大カプ芸杯』となり、大阪芸術大学の校内での開催から大阪府咲洲庁舎という外部施設にての開催となったため、会場の広さからパネルの設置までイメージができないところが多かったです。会場の規模や当日の進行状況、選手や司会の舞台上での位置や動線をより詳細に考えるなど、事前準備に注力することが必要だと学びました。」
・今後はどういったイベントに関わっていきたいか
「今後もeスポーツ大会だけでなく、今回の学びを生かし、大学や大阪府が開催する様々なイベントに積極的に関わっていきたいと考えています。また、本日はオンラインでの配信作業を担当したため、機械関係や放送関係を今後の進路として考えていくきっかけとなりました。」
・大阪文化芸術フェス実行委員会が大会運営に加わったことで、前回までとどう変わったか
「本イベントは、日本での産官学が関わる賞金付きのeスポーツ大会として初開催であったこともあり、前回から参加人数が倍以上に増え、会場の設備や備品など全てにおいて規模が拡大しました。また、賞金も増額され、今後のeスポーツの発展につながっていくと感じました。」
【大会概要】
名称 : 大阪文化芸術フェス2019 × eスポーツ 大カプ芸杯01
競技タイトル : ストリートファイターV アーケードエディション
賞金 : 1位 35万円/2位 10万円/3位 5万円
開催日 : 2019年10月22日(火・祝)
開催時間 : 10:30~19:00
会場 : 大阪府咲洲庁舎1階フェスパ
主催 : 大阪芸術大学 / 株式会社カプコン
共催 : 大阪文化芸術フェス実行委員会
協力 : eスポーツコネクト株式会社
協賛 : さきしまCOSMOTOWER展望台
【大会結果】
優勝 カワノ
2位 YuzuPonzu
3位 Jiewa
4位 Qiuqiu
5位タイ ポイフル
5位タイ O.R.C
7位タイ けんぴ
7位タイ さかがみ
【動画リンク】
https://www.twitch.tv/capcomfighters_jp/videos
【トーナメント情報】
https://challonge.com/ja/daicapgei01