キャンプなどのアウトドアで意外と困るのがスマホのバッテリー充電の確保。そんな野外でのスマホの充電問題を解消してくれるのが「Harbor」だ。

「Harbor」は30000mAhの大容量で最大6台まで同時充電が可能。しかもソーラーパネルで充電できるうえ、防水・防塵性能も備え、ワイヤレス充電にも対応しており、キャンプなどのアウトドア時や災害時に活躍すること間違い無しな多機能バッテリーだ。

5月15日からクラウドファンディングサイト「Makuake」で先行販売が始まっている。まだ終了日時まで1ヶ月以上残っているが、既に目標金額を達成している。今回は「Harbor」のサンプル品を入手したのでレビューをお届けする。

「Harbor」付属品

箱を開封すると中には「Harbor」本体と本体充電用の「USB-A to microUSBケーブル」、「USB-A to USB-Cケーブル」、「本体説明書（英語）」が入っていた。「USB-C to USB-Cケーブル」やiPhoneやiPad用の「Lightningケーブル」などは同梱されていないので、別途用意する必要がある。

「Harbor」外観・スペック

大きさは188 × 99.5 × 36.8 mm、重さは760gとモバイルバッテリーとしてはかなり大型の部類となる。表側にソーラーパネル、裏側がワイヤレス充電器となっており、出力ポートはUSB Type-Cが1つ、USB Type-Aが4つ備わっている。青いUSB Type-AはQC対応だ。micro USBは入力ポートで「Harbor」本体の充電に使用する。USB Type-Cは入出力が可能で「Harbor」本体への充電とスマホへの充電両方行える。

仕様

「Harbor」の特徴

大容量30000mAh搭載！

「Harbor」は30000mAhと大容量の高性能ポリマーを搭載している。これは、iPhone11なら9回、Nintendo Switchなら7回フル充電できるほど大容量だ。これだけの容量があれば3泊4日ぐらいの旅行ならば余裕でモバイル機器の充電を賄えるだろう。ただし、MacBookやSurfaceなどのノートPC類はワット数が足りず充電することが出来なかった。

ワイヤレス充電にも対応！

「Harbor」は10Wの高速ワイヤレス充電にも対応。iPhone11なら1時間と少しで充電完了できるスピードだ。ワイヤレス充電を開始する場合は一度電源ボタンを押してスタンバイ状態にする必要がある。実際にiPhoneXでワイヤレス充電してみたところ、30分で25％ほど充電された。常に10Wで充電しているのでは無く、使用状況により10Wと5Wを切り替えて充電されている様だ。

電源ボタンを1回押し、赤色のLEDが点灯すればスタンバイとなる

実際にiPhoneXで充電してみた。通常のワイヤレス充電よりも早い。

ソーラー充電可能！

天気が良い日であればソーラーパネルで「Harbor」本体の充電も可能だ。ただし、本体の容量が30000mAhもある為、本体付属のソーラーパネルだけでフル充電しようするとかなりの時間がかかる。別売りのソーラーパネル（ES-B01-10W）を使用することで最大15Wと蓄電効率はさらに上げられるそうだ。

出窓に置いてソーラー充電を試してみた。

緑色のLEDが点灯していれば充電できている。

LEDライトも搭載！

「Harbor」には900ルーメンの高輝度LEDライトも搭載。これは60Wの白熱灯に相当する明るさだ。最大30時間の連続点灯が可能なうえ、2段階の点灯モードも備えており、緊急時にはSOS信号を発信できる。

「Harbor」レビューまとめ

30000mAhの大容量にソーラーパネルが搭載され、さらにワイヤレス充電も可能な多機能バッテリー「Harbor」を紹介した。ノートPCの充電に使えないのは残念だが、スマホやタブレットの充電には問題なく使用でき、旅行やアウトドアなど、屋外活動で持っていると便利そうな製品だと感じた。

「Harbor」は一般販売予定価格14,500円の予定だが、クラウドファンディングサイトMakuakeで30％以上割安で購入が可能。6月末まで支援購入可能なので、気になる人はチェックしておこう。