秋葉原にあるポケモンカード専門店「晴れる屋2」のポケカ愛が強すぎるとり店長にインタビュー!ポケカの魅力や初心者の気になることを聞いてみました!

人気ゲーム『ポケットモンスター』シリーズのカードゲーム『ポケモンカードゲーム』が近年非常に人気となっており、更に今年はポケモンカードの世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」が8月11日(金)~13日(日)にパシフィコ横浜で開催されました。

ポケモンカードでデッキを作ろうと思うと、カードショップで足りないカードを購入する方も多いかと思いますが、秋葉原にあるポケモンカード専門のカードショップ「晴れる屋2」(通称:ハレツー)では、7月7日に2周年を迎えました!


前回は晴れる屋2の2周年のキャンペーンに関して記事で紹介しましたが、今回は晴れる屋2の『とり店長』にポケモンカードや店舗、とり店長ご自身に関してなど様々な質問をしながら、これからポケカを始まる人に向けて、ジムバトル未経験の初心者ポケカプレイヤーのハクが気になる対戦のマナーについても聞いてみました!

「とり店長」の紹介

晴れる屋2の店長で、ポケモンカード公式の公認ジャッジとイベントオーガナイザーの資格を持っています。
SNSも積極的に更新していて、晴れる屋2のYouTubeにも出演中です。
とり店長のTwitter:https://twitter.com/tori_hare2

晴れる屋2のYouTubeチャンネルはこちら:https://www.youtube.com/@hareruya2

とり店長にインタビュー!

今回は晴れる屋2のお店やとり店長に関して様々なインタビューを行いました!

Q.まずは2周年おめでとうございます!キャンペーンの方の反響はどうでしたか?

【とり店長】
多くの方に参加していただきまして、本当にすごかったです。

今回特に力を入れた企画が1回1000円の『レア孔雀』という定番商品で、1人1日5回までというお願いをしたうえで全てのお客様が購入できるように商品を切らさないように努めて、7月7日~7月9日までの3日間で約7000回分ご購入いただきました。
他にも小学生と『ポケカでじゃんけん』というミニゲームイベントを行い、7月8日と7月9日の2日間で100人以上の方に参加してもらいました。

Q.晴れる屋2というお店の名前や、太陽のロゴの由来を教えてください

【とり店長】
もともと「マジック:ザ・ギャザリング(MTG)」という別のカードゲーム専門店「晴れる屋」を10年以上運営していて、MTGに関しては日本でトップクラスのシェアと知名度を持っています。
「晴れる屋2」も「晴れる屋」と同じようにポケカ専門店として大きく成長してほしい。そして晴れる屋2を好きになった皆さんがMTG専門店の「晴れる屋」にも興味を持ってほしい。そんな想いを込めて「晴れる屋2」という名前になりました。
「晴れる屋」という名前や太陽のロゴの由来については、当時全体的に落ち着いたカードショップが多い中で、「晴れる屋」はとにかく明るいイメージのお店にしようと「晴れ=太陽」に決まったそうです。

Q.お客さんはどのくらいの年齢層の方がよく来ていますか?

【とり店長】
老若男女で言うと20代~30代、特に20代半ばの方が非常に多いかと思います。ポケモン自体が20年以上の歴史があるので、子供の頃からポケモンに触れていた方が多いと思います。
あとは中高生よりも親御さんと一緒に来られる小学生の方が多いです。中高生で一度ポケモンから離れて大人になって戻って来た方もいらっしゃり、中にはお子さんと一緒に来られる30代以上の方もいます。

Q.晴れ屋2には女性のスタッフさんもいらっしゃいますが、お客さんで女性はどのくらいいらっしゃいますか?

【とり店長】
全体の10%~20%くらいでしょうか。ただ他のカードショップと比べると多い方だと思います。
ハレツーは「誰でも入りやすいカードショップ」を意識しているので、不安を感じる女性の方はぜひ一度ハレツーを訪れて欲しいです。

Q.中学生以下に限定して店頭でのパック販売を行ったり、6月に発売した『ポケモンカード151』では、高校生以上は抽選、店舗での販売は中学生以下に限定するなど、子供たちが手にしやすいような販売方法をよく行っていますが、始めようと思ったきっかけを教えて下さい

【とり店長】
まず始めようと思ったきっかけは「より多くの方に喜んでほしい」というところからです。お子さんはパックで販売しても、1パック1パックから出たノーマルカードも宝物になっていくというか、大人よりも1パックから得られる喜びの価値が子供の方が高いと思うんですよ。

もし1Boxに30パックの新弾が100Box入って来たとして、それを10パックずつで売ったら300人の方に喜んでもらえるんです。中には親御さんがお子さんに頼まれて一緒に買いに来ることも多いので、もし親御さんにも喜んでもらえたら300人よりも更に多くの方に喜んでもらえます。
お店が手に入ったBoxのパック数でなるべく多くの方に喜んでもらうにはどうすればいいんだろうと考えた時に、中学生以下への販売が1番多くなるだろうということで、今は入荷したBOXの50%まで中学生以下の販売枠を広げました。

あとは今ポケモンカードに限らずカードゲーム全体のプレイヤーの平均年齢はどんどん上がっていて、お子さんがカードゲームに入るタイミングが限られているんです。もし向こう5年10年ポケカ専門店やっていく上で、お子さんを大事にしないと下の世代がポケカに入ってこなくなってしまい、そうするとカードゲーム業界全体としてどんどん尻すぼみになっていくんです。
カードゲームの絶対に必要なところで「次の世代を育成する」というのがあって、その時に大人ではなく子供にパックを売ることで少しでも楽しかった体験を持ってもらって、それが5年10年と続いて、親の世代になった時に自分のお子さんにも与えてもらいたいという気持ちも込めて中学生以下にかなりフォーカスした販売方法をとっています。

Q.実際に購入された子供たちの反応はどうですか?

【とり店長】
一緒に来た親御さんも含めて「どこにもないよね、ようやく買えた」っていう反応が多いです。

この取り組みは多くの方に共感していただけたので、4月~6月にかけてかなり多くのテレビ取材をいただいて、それを見た方が問い合わせをしてくれることも増えました。

Q.とり店長のポケカ歴はどのくらいですか?

【とり店長】
触り始めてからという意味合いなら26年くらいで、それこそ旧裏と言われる世代の2つ目のパックから触っていました。
その後10数年離れていましたが、ブラックホワイトのカードが出た頃に別のカードショップで働いていて、その時にレアリティにSRが追加されたタイミングがあって「ちょっと変わったな~、久しぶりに触るか」で触って、また数年離れてまた触ってとしていましたが「自分がポケカ専門店で働くにあたって、ポケカに全力になろうと」と今はポケカを全力でやっています。
ルールを知っているレベルなら60種類ほどカードゲームに触れていて、なんでもカードゲームというものが大好きですが、ここ2年くらいはポケカしかやっていないですね。それは子供たちからポケカ専門店の店長として憧れてもらうために「ポケカに真摯でないとダメだな」と思い、今はポケカ以外触っていないですね。
遊ぶ時間も少なくなってきているので、「ポケカ以外遊んでいる時間があるならポケカを触った方がいいな」という、自分へのルールに近いですね。

「公認ジャッジ」と「イベントオーガナイザー」の資格を持っているので、自信をもって説明が出来ないといけないですし、今後は会場を借りての自主イベントの開催も考えているので少しでもポケカにふれるタイミングを作っていけたらと考えています。

Q.とり店長がポケカをはじめたきっかけを教えて下さい!

【とり店長】
ポケモンのゲームはゲームボーイの頃に買っていて、テレビのCMでもポケカを見て育ちました。
やはりあの時は『コロコロコミック』と『テレビ』が情報の全てで、特にコロコロコミックはボロボロになるまで何回も読むくらい好きでした。

あとは小学生の時にゲーム部っていうボードゲームを遊ぶクラブ活動があって、そこで先生に一緒に遊んでもらって…そこ以外であまり友達とポケカした記憶がないので、クラブ活動も今思えばきっかけだったかもしれません。

Q.とり店長が今使っているデッキはどんなものがありますか?

【とり店長】
今一番好きで使っているデッキは「マスカーニャexデッキ」です。
基本的に大会でよく使われるデッキは「他の人が色んな構築を掘り下げているので、わざわざ自分では掘りに行かない」という天邪鬼な性格があるので、例えば「だんけつのつばさ」とか「デカヌチャン」など、デッキレシピがそんなに出回っていないデッキを追う傾向がありますね。

ポケカは年にだいたい1000種類くらい増えるんですが、大会で使うデッキだけを追うと増えるカードって月で100種類無いんですよね。それ以外のカードって無いんじゃなくてあるけど使われていないだけなので、その全てのカードにちょっと可能性を考えてみる癖をつけないと、せっかく1000種類あるのに、それの価値を伝えることが出来ないんです。
世間的にはまだ微妙な反応だったり、上手い使い方が見つかっていないカードを形にしてあげるというのを自分の芯としてやっています。

大会で勝てるデッキとかではないですが、エネルギーが40枚くらい入ったグラードンとカイオーガのデッキとかも自信満々で使っていて、ハレツーチャンネルで公開しているそちらの動画も非常に好評です。

大会に参加するほどやっている方だけでなく、友達とだけ遊ぶ方もいるので「今回は上手く回った・回らなかった」とポケカのそういう楽しさを知ってほしいですね。そういう気持ちもあって、世間的に流行っていないものを優先的に使う傾向があります。

俺しかいないとまではいかなくても、全体的には作っている人が少ないデッキにいくのですが、特にオリジナルデッキでも販売したシャリタツのデッキは大会で勝率50%出せるくらいに好きなデッキです。

カードゲームは全てのカードが程よく勝てるように調整されているんですが、勝ち続けるためには安定性とか母数が求められるので、優勝出来ないけれど強いデッキはたくさん埋もれているので…ポケカをやる方には好きなポケモンのカードを使ってほしいなと思っています。

Q.今までで特に思い入れのあるカードはありますか?(レギュ落ち、ポケモン、トレーナーズなど種類を問わず)

【とり店長】
セレビィ&フシギバナGXです。
サンムーンの頃にタッグチームっていう少し癖の強いポケモンのカードが登場し、ちょうどポケカと向き合って真摯にやろうと思ったのがこの頃でした。
当時はレシラム&リザードンGXの強いデッキがあり、セレビィ&フシギバナGXは炎弱点なのでタイプ相性が悪かったんですが、色んな会社が1チーム3人組で参加する企業対抗の公式イベントで2、3回当たったレシラム&リザードンGXに全て勝って「俺が負けてなるものか!」とセレビィ&フシギバナGXという相棒と立ち向かうような気持ちで熱意を持って使っていたデッキなので、かなり愛着がありますね。

Q.ポケモンカード専門店ということは、スタッフさんにもポケカをやられている方が多いですか?

【とり店長】
意外と思われるかもしれないですが、大会まで行くのは数人で、ちょっと友達・家族とやる方が多数で、集めているだけって方もいます。
これは自分が思う世間のポケカの普及率と同じくらいかと思いますね。

誕生日のプレゼントとか、お店を卒業するスタッフにポケカを送り合っているのを見ると「あっ、ポケカ専門店っぽいな」と思ったりします。

Q.とり店長から見て、この人ポケカ愛が凄いな!と思うスタッフさんはいますか?またなにかその方のポケカ愛エピソードがあったら教えてください

【とり店長】
店で販売するカードの値段を決めたりする班の班長の『かっきー』というスタッフが昔からポケカを遊んでいて、世界大会まで行くほどのプレイヤーでありながら、コレクターでもあります。
特にリザードンが大好きで「リザードンなら全部集めなきゃ!」というタイプのスタッフなので、ポケモンをオールジャンル触って来た自分からしたら、これひとつ!と決めている彼のポケカ愛やリザードン愛はすごいなと思います。

Q.ハレツーオリジナルデッキで人気のものトップ3と簡単な紹介を教えて下さい!

【とり店長】
オリジナルデッキと言っても、世間的に知られているデッキも多く取り扱っているので「このデッキは強いって聞いた事ある!」みたいなデッキが人気になる傾向があります。

なかでも人気のギラティナVSTARを使ったロストゾーンデッキはギラティナの攻撃力が高かったり、好きなカードを手札に持ってきやすいのでおすすめです。
あとは同様の理由でサーナイトexのデッキも人気です。サーナイトは手札を簡単に集めやすく、エネルギーに困ることも少ないです。強いデッキで検索するとよく出てくると思うので、ギラティナもサーナイトもとても人気ですね。

あとはYouTubeチャンネルで紹介したデッキも売れていて、特に「エネ過多カメックス」のデッキは作ったそばから無くなるくらい人気です。

ギラティナVSTARデッキの販売ページはこちら:https://www.hareruya2.com/product/27041
サーナイトEXデッキの販売ページはこちら:https://www.hareruya2.com/product/27038
エネ過多カメックスexデッキの販売ページはこちら:https://www.hareruya2.com/product/29339

Q.とり店長オリジナルデッキもありますが、実際に売れているのを見た時はどんな気持ちですか?

【とり店長】
「いいぞ~、まずは騙されたと思ってそのまま使ってくれ!」って思います。
デッキにある60枚のカード全てに意味があるようにして組んでいるので、中には改造しちゃうと弱くなるデッキもあって、「そのカード抜いちゃったか」って思うこともあります。まずは10回くらい一人回しや対戦で使ってから改造して欲しいです。

Q.ハレツーオリジナルのサプライが色々出ていますが、特に人気のサプライを教えて下さい!

【とり店長】
「晴れる屋スリーブ」ですね。こちらは非常に多くの方にご購入いただいていて、ありがたいと思っております。
あとはマス目がついている「晴れる屋オリジナル多目的プレイマット」も販売数は多いですね。

Q.6月16日に発売した『ポケモンカード151』で、今後大会などのデッキでよく見かけそうだと思ったカードはありますか?

【とり店長】
「スナッチアーム」ですね。自分は最初にカードが発表された時から強いと思っていたのですが、評価されるまで少し時間がかかった感じがします。
あとは「ラッキー」とかも流行って欲しいですね。
「スナッチアーム」も「ラッキー」も、デッキを選ばず組めるので注目しています。

ジムバトルに参加する際の対戦マナーや気になることを聞いてみた!

ポケモンカードは友達と遊ぶ以外に、各地にあるカードショップで行われるジムバトルに参加することで、初対面のプレイヤーとの対戦を楽しむことが出来ます。

しかし、初対面の人と対戦するからこそ気になるのが、細かい対戦時のマナーです。
今回はジムバトルについてとり店長に教えていただきながら、まだ参加したことのないライター「ハク」がジムバトル未参加の視点から気になることを質問してみました。

Q.ジムバトルに参加する際に気をつけることはありますか?

【とり店長】
まず1番大事なことが「お互いに今からするゲームは公平なもので、ズルをしていませんよという”安心感”を作ること」です。
まずはシャッフルに関してですが、シャッフルと聞くと世の中の多くの方はトランプで馴染みがある『ヒンドゥーシャッフル』を想像すると思いますが、これだと上と下の塊がそんなに移動しないのでこのまま対戦すると前の対戦で使ったポケモンの進化とかエネルギーが固まったままになります。その後トランプで人数分に配るのと同じようにして更に混ぜる方法もありますが、シャッフルの効果の割に時間がかかってしまうので、ぜひ覚えて欲しいのが横から入れる『ファローシャッフル』です。
このシャッフルも力を込めてやるとスリーブやカードを傷つけてしまうので、コツは軽く持って下側(丸印をしている部分)を意識的に強く握るようにすると上側が軽く開くので、もう一つの束は反対に上側を強く握ると下側が開くので、そのまま2つの束を合わせると上手く入る部分が出来るので、あとは重力に任せて入れていきます。

この方法は力もそんなにいらないし、回数をこなすのも簡単なのでおすすめです。

シャッフルで大事なのは「規則性を一切使わない事」「自分は中身が分かっていない状態にする事」です。なので、ファローシャッフルをする回数も決めていないです。
その後に最初に紹介したヒンドゥーシャッフルを数回やるなど「複数のシャッフルを行う事」がカードゲームのシャッフルにおいて非常に重要です。もし足りないと思ったら相手にもシャッフルしてもらったりします。

Q.ファローシャッフルが苦手なんですが、コツがあったら教えて下さい

【とり店長】
先ほど言った持ち方以外にも、スリーブは下の角が1番圧着されていて強いのでその部分同士を合わせて入れると束同士が刺さりやすいです。

Q.相手のデッキをシャッフルするときに気をつけることはありますか?

【とり店長】
ファローシャッフルする時に下側のカード相手に見えないよう混ぜつつ、自分も見ないように顔を逸らしてシャッフルをする癖を付けるといいですよ。

あとはシャッフルが終わって相手に返すときは、相手の方に横向きにして置くようにします。

置く位置もはっきりと相手に返していることが分かる位置に置きます。あとは「終わりました」とか、混ぜて欲しいなら「カットお願いします」とかお互いに声をかけるコミュニケーションを取るといいですね。

シャッフル以外にも対戦中は自分の番が終わったら「番を返します」って声をかけたりもします。

Q.配信などで、相手の番は手札を置いている方がいるのですが、対戦中に相手に番を返した後は手札って触らない方がいいんですか?

【とり店長】
相手のターンの間に次の自分のターンに何をするか考えることもあるので、それはどちらでも大丈夫ですよ。

手札を置く方がいるのは、例えば次のターンにやることがほぼ決まっている場合は手札を眺めても変わらないので、相手の盤面を見て相手の事を考えるのに集中できるんですね。(どんなデッキなのか、今エネルギー付けなかったからエネルギーが手札にないな…など)
お互いが疑われないようにする意味もあります。

もし手札を置くときは何枚あるか分かるように置いておくと、相手が手札を確認したいときの手間を省けます。

Q.ポケモンにエネルギーをつける時、どのようにカードを置くのがおすすめですか?

【とり店長】
特にルールはないですが、何枚エネルギーがついているか見えるように置くのが大事ですね。

対戦においては、相手に勘違いをさせたり、わかりにくいことを無くしていって、相手に分かりやすくすることがマナーですね。

Q.インナースリーブにいれてからスリーブにいれていたら、友人から厚いと言われた事があるのですが、スリーブって少ない方がいいですか?

【とり店長】
ダブルスリーブの方が多いですよ。ただインナースリーブにしている方よりも、外側のオーバースリーブにしている方が多いですね。

Q.コイントスが上手く出来ないのですが、コツはありますか?

【とり店長】
コイントスはコインを回して落としたいので、コインの片方にだけ力を入れるようにするんですが、上に弾く力がメインになるように弾くと力が入りやすくて色んなところに飛んでいきやすいです。

自分のやり方は、指に乗せる時に指の半分くらいの位置にコインを乗せると、コインの端にだけ力が入るのですごく回転しやすいです。(指の端っこでコインの端っこを叩くイメージで)

Q.コイントスが苦手でサイコロも買ったのですが、サイコロを使用する際の注意点はありますか?

【とり店長】
サイコロは面を見ずに手で包み込むようにして、手の中で振るようにするのがおすすめです。
まわる方向が分かると「出したい面を狙っているのでは?」って思われてしまう事もあるので、お互いズルはしていないよというアピールの為にも面は見ないようにしましょう。

Q.連続で山札からポケモンをサーチする場合は、その都度デッキをシャッフルした方がいいでしょうか?

【とり店長】
ポケカでは「お互いに時間を共有している」ということを忘れないようにしましょう。
もちろんシャッフルするのは大事ですが、省略できる部分は省略するように意識して、例えばボールでミライドンexをサーチした後に場に出したミライドンexのとくせいで更にポケモンを連れてくる場合は、ボールでミライドンexを出した後にシャッフルはせず、ミライドンexのとくせいでポケモンを連れてきた後にシャッフルでもOKです。

ポケモンカードでは試合全体で制限時間が決まっているので、片方のプレイヤーが時間をたくさん使うと、相手の時間も減ってしまいます。
ただ省略しようとするあまり、相手にそれズルじゃない?と思われるようなことをしないように気をつけましょう。

Q.友達同士の対戦だと、ネストボールの使用時などに山札のカードを確認したりしますが、ジムバトルでもやって大丈夫でしょうか?

【とり店長】
もちろん大丈夫です。
ただ、あまり時間をかけ過ぎないように気をつけた方がいいですね。

プレイヤーでは確認する時に分かりやすく・素早く確認をするために、デッキに1、2枚だけ入れているカードだけミラーやURなどの光っているカードにして確認しやすくする方もいます。

Q.デッキの相談を店員さんにしてもOKですか?

【とり店長】
状況によってはお断りする事もありますが、相談してもらっても大丈夫です。
相談する時に
①どこでの対戦で使いたいのか(友達と、ジムバトル、大会など)
②どのデッキなのか
③予算
この3つを伝えてもらうとスムーズに提案できるかと思います。

Q.7月7日に「exスタートデッキ」が発売されましたが、exスタートデッキの注目している部分などはありますか?

【とり店長】
1番伝えたいのは「まずは騙されたと思って同じexスタートデッキを2つ買って下さい」ということですね。
同じものを2つ買うというのがこれからポケカを始める方には伝わりにくいかもしれないですが、同じものを2つ買って+1000円でここまでデッキを作れるぞ!という動画をハレツーのYouTubeチャンネルにアップしています。

動画で紹介したデッキは、なるべく長くデッキを使ってもらえるようにEレギュレーションのカードは使用せずにデッキを組んでいます。

Q.exスタートデッキの中にとり店長からみてこのカード面白いな!と思ったポケモンexはいますか?

【とり店長】

ピクシーexですね。
元々ピッピ自体がとくせい『おつきみパーティ』を持ったピッピが好きで使っていたんですが、グッズの『ふうせん』がレギュレーション変更で使えなくなってからで使いにくくなっていたんですが、ピクシーexの登場でピクシーexが盤面にいればエネルギーが付いていれば逃げられるようになったのが大きいですね。

あとはポケモンカード151に入っているピクシーもいいカードなので、おつきみピッピから進化先にポケモンカード151のピクシーとピクシーexを組んだピクシーデッキとかもおすすめです。


他にもジュナイパーexも、とくせいの『じゅうおうむじん』でバトル場とベンチを移動できるのがすごく楽しいです。
実はジュナイパーexはクレイバーストに収録されているとくせい『アサルトハント』を持ったマニューラと、ポケモンカード151に収録されているグッズ『大きなふうせん』と組み合わせることで、たねポケモン限定ですが毎ターンボスの指令のように相手のバトルポケモンを入れ替えさせるコンボ攻撃が可能になっています。

Q.どれを買おうか迷った時におすすめのデッキはありますか?

【とり店長】
もしどれを買うか迷った時には、せっかく8種類もあるexスタートデッキなので、強い・弱いではなく、自分の好きなポケモンのデッキを選んで欲しいですね。自分の好きなポケモンをデッキで使える事ほど、プレイヤーとしてテンションが上がる出来事はないので。

そのデッキで遊んでみて「このデッキいいな!」って思ったらぜひ2個目を買って、更にデッキを強化して遊んで欲しいです。更に遊んで「俺はこのexのデッキを極めてやるぞ!」と思ったら、ぜひカードショップでシングルカードを買ってデッキをどんどん強化していって下さい。

インタビューを終了!店内で買い物をしていく

インタビュー終了後は店舗で買い物もしました!

プレイヤーなのでシングルカードはもちろんですが、私が特に立ち寄って欲しいのが2階にあるストレージコーナーです。
ハレツーのストレージコーナーには、今スタンダードレギュレーションで使用できるものから、既にレギュレーション落ちしたもの、更には旧裏と呼ばれる懐かしいイラストのカードや他言語のカードも多数あります。

私は毎回ハレツーに来ると、大好きなココドラのカードを毎回ストレージから探しています。
ポケモンカードが好きな方はもちろん「ポケモンカードはプレイしないけど、ポケモンは好き!」っていう方も、ぜひ自分の大好きなポケモンのカードを探してみて下さい!

また2階にあるパソコンを使えば店内でカードの注文が行えて、注文したカードは3階で受け取ることが出来ます。
6月に発売した「ポケモンカード151」で図鑑のように各カード1枚ずつをファイリングする為に足りないカードを購入する時には、事前に足りないポケモンをメモしたものを見ながら注文が出来たので、よくやってしまう買い忘れをせずに済みました!

1階には新弾のシングルカードの販売やexスタートデッキなどが販売されています。

インタビューの際に「うちが目指しているのはカードショップではなく、ポケモン屋さんです」という志をとり店長が語っていたように、ポケモンのぬいぐるみなどもいる可愛らしい装飾に店の空間全体でポケモンの世界を楽しめました。


レジ前にはインタビューでも伺った中学生以下に限定のパック販売がありました。

私も取材の記念におまかせexスタートデッキを1つと、アウタースリーブを購入しました!
帰宅後に「どのポケモンexが出るのだろう」とわくわくしながら開封したところ、とり店長のイチオシのジュナイパーexデッキが出ました!実はジュナイパーexデッキはまだ1つしか持っていなかったので、図らずもとり店長が熱く語っていた「同じexデッキを2つ買う」という状態になり、なんだかジュナイパーexに運命を感じました。

アウタースリーブも購入したので、早速ミライドンexのデッキで使用していますが、厚みが増えた分まだまだ上手くシャッフルすることが出来ませんが、引き続き練習を頑張ろうと思います。

あとがき

今回は晴れる屋2のとり店長に様々なインタビューをさせていただきました。
これから更に盛り上がっていくポケモンカードに、ぜひこの機会に触れてみてはいかがですか?

今回取材に協力していただいた「晴れる屋2」の情報はこちら

公式サイト:https://www.hareruya2.com/
公式Twitter:https://twitter.com/hareruya2pokeca
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@hareruya2
とり店長のTwitter:https://twitter.com/tori_hare2