こんにちは。ライターの「マツ」です。
今回は、NICEHCKよりリリースされているイヤホン「X39(シルバー仕様)」のレビューをさせていただきます。

本記事の執筆にあたり、NICEHCK様（@NICEHCK Earphones）より製品をご提供いただいております。
このような素晴らしい機会をいただき、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

Amazon：NICEHCK X39 商品ページ
AliExpress：NICEHCK X39 商品ページ
NICEHCK公式サイト商品リンク： https://nicehck.com/products/nicehck-x39
NICEHCK公式サイト:https://nicehck.com/

製品概要

「X39」は、ブランド「NICEHCK」より登場したイヤホンで、約2650円～となる、NICEHCKブランドの中ではかなり安価な商品となっています。
後述しますが、安価ではありますが音質は驚くものがありました…興味がありましたら是非ともそのまま下までお読み頂ければと思っております。

さて本題に戻ります。
仕様としては、6mmの振動板にチタンコーティングをした1DDというシンプルな構成です。

用意されているカラーは、シルバーと、ブラックの2種類。
付属するケーブルは本体色によって異なり、シルバーには銀メッキ線仕様のケーブル。ブラックには、高純度OFCケーブルとなるようです。本体はアルミ素材でCNC加工で各部が一体になったような作りになっています。

製品仕様について

パッケージと付属品等について

NICEHCK様の一部のイヤホンパッケージには、女の子のイラストが描かれたものがありますが、こちらの「X39」もイラストが描かれた仕様になっていますね。
パッケージの女の子の手元を見ると、しっかりと製品と同じイヤホンを手に持っています。以前にレビューを執筆した「DB2」も同じようにイヤホンも描かれていました。
製品ラインナップを見ると、低価格帯のイヤホンにイラストが採用されているような気がしてきました。一つの販売戦略なのかもしれませんね。

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箱を開けると、イラストが描かれたカードの下にイヤホンがスポンジに美しく収まっていました。

しっかりとスポンジに支えられています。ブリスターパッケージを採用せず、箱とスポンジに収まっているので開封すること自体も楽しめて良いですね…！

付属品チェック

開封したので内容物を見ていきましょう！

先ほどのイラストが描かれたカード、イヤホン本体、ケーブルタイ、イヤーピース、説明書と必要最低限のものがしっかり用意されています。
かなりの低価格帯なのでケースやポーチが付属しないのは仕方のないことです。

基本的な必要最低限の付属品はしっかり揃っています。個人的にはケーブルタイが一番嬉しかったりします。ケーブルがバラバラになったり、整理や収納をする時に困るので、ありがたい存在です(笑)

イヤホン本体をチェック

今回ご提供頂いた「X39」のカラーリングは、シルバーですので、ケーブルは銀メッキケーブル仕様です。安価なイヤホンですが、銀メッキ仕様だと高級感があるような気がしています。

本体にブランドロゴと製品名がプリントされています。LRの区別は、ケーブルが出ている部分のプリントを見れば判断出来ますが、L側のケーブルにシリコンリングが通っているので、自分がわかりやすい部分に移動させておくと良いかもしれません。

視聴の感想

音の傾向とコメント

「NICEHCK X39」の音質傾向は、中低音～低音が強めのフラットなチューニングだと感じました。
6mmの小径なドライバだということを忘れてしまうくらい低音がしっかり出るので驚きます。

全体的に綺麗にまとまった音質で「自然な出音」というのがかなり好印象です。低音から高音域まで非常に滑らかでバランスの良い音質です。
左右の音場感はごく普通の広さですが、前後の奥行きは価格以上にありますし、音量を上げていくと自然に音場も広がり、ドライバーの本来の能力を発揮してくるような感覚さえあります。男性・女性ボーカル共に距離感近めで聞き取りやすいですね。　2000円台という価格帯にしては、定位感が抜群に良く、音像もハッキリしています。解像度は高くないと感じますが、逆に解像度が低いとも感じません、それは自然なマイルドなバランスが良い音だからこそだと思います。そして長時間聞いていても全く疲れることがありません。

ジャズやクラシック等のジャンルの楽曲は特に相性が良く、空気感が綺麗に再現出来ています。POPSや電子音楽なども違和感なく聞けるので、耳が疲れないオールラウンダーに近しい機種と言って差し支えないでしょう。
…え、これほんとうに2000円台で買えるんですか…？

長所や良いと思う所

自然な出音でバランスも定位感も良く、音だけ見れば完成度はかなり高いです。長時間視聴していても疲れにくいですし、サ行が刺さることもありません。

短所や欠点など

価格なりと言ってしまえばそうなのですが、音の解像度が決して高くありません。ただ、それに対して余りあるバランスの良さ、定位感の良さがあります。出音がフラットよりで超高音域は値段なりに控えめなので、寒色系のイヤホンや、解像度の高いイヤホンに耳が慣れている方にとっては曇った音と感じる場合もありそうです。言い方を変えれば、クリア感に乏しい音質とも言えると思います。

本体の作りも低価格帯なりで、リケーブルにも対応していません。

装着感について

本体が小さく軽く、耳が疲れたり痛くなることはありませんでした。耳からの飛び出しも少ないので、寝転がって横を向いてもイヤホンが外れたり耳に押し込まれて痛くなるようなことは無かったです。
いわゆる「寝ホン」としても使えるイヤホンだと感じます。

項目ごとのまとめ

付属のケーブルについて

ケーブルはこんな感じ。銀メッキ仕様で透明感のあるケーブルです。細いながらもさほど安っぽさは感じません。滑りが良く絡み合ったりし辛いです。
少々ピントが甘くてすみません^^;

ブラック仕様のX39だと、高純度OFCケーブルとなり、銀メッキされていないのでより低音を強く感じるイヤホンになるそうです。

まとめ

「NICEHCK X39」は、低価格ながら驚くほどバランスの取れた音質を提供するイヤホンだと私の中では結論付けました。2000円台…まじすか…。
中低音から低音が豊かで、自然な出音が特徴。ジャズやクラシックなどのジャンルにも相性が良くオールラウンダーでもあると感じます。長時間の使用でも疲れにくく、普段はSHURE SE846やSENNHEISER IE600を使っている自分でも何度も「NICEHCK X39」で聞きたくなる温かみのある音質です。

また、装着感も良好で「寝ホン」としても使える一品です。価格を考慮すれば、音の解像度がやや低いものの、全体的なバランスと定位感の良さが魅力です。

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