8月2日に「Counter-Strike 2」や「VALORANT」に次ぐタクティカルFPS「Spectre Divide」がMountaintop Studiosから発表されました。
基本プレイ無料で対応プラットフォームはPC(Steam)、Steamのストアページによれば、ゲーム内は日本語字幕に対応する見通しです。
開発会社のMountaintop StudiosはOculus VRの共同創設者であるネイト・ミッチェル(Nate Mitchell)氏が起業したスタジオで、Riot GamesやBlizzard Entertainment,Respawn Entertainmentなど一流のゲーム会社で開発に携わったエリートが集結した事で注目を集めました。
また、「Spectre Divide」は70人の完全リモートチームで開発され、公式のサイトによれば好きなコミック、アニメ、マンガからインスピレーションを受けて今までにない新しい世界を舞台にして制作された様です。
二つの身体を操る新感覚タクティカルFPS
「Spectre Divide」は、3対3のオンラインシューターで攻撃側と防衛側にわかれて戦います。攻撃側は指定されたエリアに制限時間内に爆弾を設置し、爆破まで守ることを目標とし、防衛側は爆弾を設置させないようにするか、爆弾を解除することが目標となります。
ここまでは既存のゲームと同じですが、「Spectre Divide」ならではの新要素が「Duality」というアイテムを使って一人のプレイヤーが二つのキャラを操作しながら戦う点です。
プレイヤーは指定した場所にDualityを投げることでもう一つのキャラを召喚することができ、二つのキャラをシュチュエーション毎に切り替えながら戦う事ができます。この新システムは、今までのいわゆる「爆破系FPS」の概念を覆す大きな要素で、二つの身体を使えれば切り替えるだけでAサイトとBサイトを同時にカバーする事ができ、近場に召喚して射線を増やしたり、足音を立てて陽動や背後を取ったりなどエイム以外にも戦略性がとても重要なり、創意工夫が試される場面が多くなりそうです。
また、Valorantの様な「何が起こったのか分からないうちにラウンドアウトされる」ようなウルトもなく、一つの身体がやられても、もう一つの身体でリベンジできるチャンスがあります。
他に、射撃システムも特徴的で、ADS(狙う動作)時の弾道パターンが一定であり、武器の弾道パターンを覚えることで、正確な射撃が可能になります。これにより、弾道の乱れによる運の要素を省き、ゲームの競技性がより高まったと言えます。
今後の展望
「Spectre Divide」は現在リリース日が未定ですが、Steamストアページにてプレイテストの参加受付がスタートしています。ゲームマップは四つのマップで開始され、季節ごとのアップデートで新しいマップが追加されてく予定です。また、爆弾解除モードが最初のゲームモードとして提供され、後に新しい武器や機能が追加される計画です。また、Mountaintop Studiosは、ゲームバランスを安定させるために、最初は新しい武器を追加しない方針を示しています。
今までにない新要素の二つのキャラを操るタクティカルFPSですが、このシステムがユーザーに受け入れられFPS界隈に新しい風が吹き込まれることになるのか、今後の展望に注目が集まります。