シーンの全体像からビジネスのいろはまで、押さえておきたい知識を満載!
5月31日に、書籍『1億3000万人のためのeスポーツ入門』(但木一真編著、NTT出版)が刊行されます(amazonは6月3日発売)。
2018年の流行語の一つに選ばれた「eスポーツ」。大手企業がeスポーツ事業に出資したり、1億円を超える賞金の大会が開かれたり、国体の競技に選ばれたり、eスポーツTV番組ができたりと、話題にこと欠きません。
しかし、メディアで取りあげられる機会が激増する一方、その内実が理解されないまま、言葉ばかりが一人歩きしているのが現状です。ゲームタイトルやその歴史的変遷をはじめ、eスポーツシーンを最前線で支える選手(ゲーマー)やチーム、コミュニティの実態も十分に知られているとは言えません。
本書では、eスポーツシーンの最前線で活躍するゲームアナリスト、Webメディア運営者、選手、チームオーナー、TVプロデューサー、弁護士、コンテンツプランナー、起業家といった異なる立場の執筆者が、それぞれの立場から見たeスポーツ業界の”これまで”と”これから”を語っています。
eスポーツの輪郭を掴むための、現時点で最善の1冊に仕上がっています。ぜひご一読ください。
こんな方におススメ
「最近よく聞くeスポーツについて知りたい」
「eスポーツでビジネスをするためのヒントを得たい」
「eスポーツチームをつくりたい」
「プレイヤーとしてではなく、裏方としてeスポーツに関わりたい」
「子どもがeスポーツプレイヤーになりたいと言って、対応に困っている」
「eスポーツ部を生徒が作りたがっているが、よくわからない」
「ゲームをスポーツと呼ぶことに、違和感がある」
書籍内容
Part 1 eスポーツの基礎知識
第1章 なぜ今eスポーツなのか? 但木一真
第2章 eスポーツ今昔物語――2018年までのシーンをふりかえる 謎部えむ
Part 2 eスポーツシーンの最前線
第3章 eスポーツプレイヤーとは誰か? live (りべ)
第4章 eスポーツチームを運営するということ 西谷麗
Part 3 eスポーツシーンの裏方
第5章 テレビとeスポーツ 佐々木まりな
第6章 法がeスポーツを加速する 高木智宏・松本祐輝
Pare 4 eスポーツのこれから
座談会 eスポーツをブームで終わらせないために
Esportsの会運営者(但木一真×松本祐輝×小澤脩人×荒木稜介)
著者プロフィール
第1章 但木一真 (ただき・かずま)
1985年生まれ。ゲーム業界/eスポーツ業界のアナリスト。カドカワ株式会社にてゲーム業界のマーケティング分析業務に従事。総務省より公表されている『eスポーツ産業に関する調査研究報告書』を執筆したことをきっかけに、eスポーツ業界の専門家としてさまざまなレポートを発表。2019年4月よりフリーランスとして活動をはじめ、eスポーツ業界に関する記事執筆、コンサルティング、イベント・コンテンツのプロデュース業務を行っている。
第2章 謎部えむ (なぞべーむ)
1986年生まれ。eスポーツウェブメディア「happy esports」運営。2013年にeスポーツ事業を手がけるSANKOに入社、「League of Legends Japan League」の創設など大会やイベントの企画・運営に携わる。退職後はeスポーツ業界を分析・取材する個人ウェブメディア「happy esports」を立ち上げ、執筆活動をしつつeスポーツに関するコンサルティングやコンテンツ制作を行なっている。
第3章 live (りべ)
1989年生まれ。プロゲーマー。ぷよぷよJeSU公認プロライセンス保持者。コミュニティ全国大会である列強争覇戦の企画に参与、並びに優勝したことから「覇王」の異名をとる。EVO2018のぷよぷよテトリス大会にて、ぷよぷよ部門とスワップ部門の2分野で優勝。実況解説も手掛ける他、ゲームや選手の魅力やプレイヤー視点でのeスポーツ業界への意見を綴るブログ「清濁のるつぼ」を運用。
第4章 西谷麗 (にしたに・うらら)
1988年生まれ。株式会社Wekids、及び株式会社Rush Gaming代表取締役社長。英国系ソーシャルゲーム会社のPlayfishにて、日本支社立ち上げの第一号社員として参画。プロダクトマネージャー、ゲームプロデューサー、データアナリスト等を経て独立。2014年にゲーム系マーケティング会社Wekids創業、2018年にeスポーツチームマネジメント会社Rush Gaming創業。
第5章 佐々木まりな (ささき・まりな)
1986年生まれ。TVプロデューサー。日本テレビ放送網株式会社所属。eスポーツ番組「eGG」とチーム「AXIZ」をプロデュース。営業部署・ライツ部署を経てアニメのプロデューサーを務めていた2017年、社内の新規事業企画募集へeスポーツ事業を提案し、以来eスポーツに関わる。現在、同じく事業提案した日本テレビグループの社員5人で事業運営中。幼少よりゲームに親しみ、好きなゲームは『オーバーウォッチ』。
第6章 高木智宏 (たかぎ・ともひろ)
1980年生まれ。西村あさひ法律事務所パートナー弁護士・ニューヨーク州弁護士。主な業務分野は、M&A(企業買収・合併)及びその他企業法務。日本型IR(統合型リゾート)、その他エンターテイメント・eスポーツ法務にも注力している。主要な論文として、西村あさひのリーガルアウトルック「eスポーツビジネスに関する法的留意点」(松本祐輝と共著)。その他eスポーツの関連法制に関する講演等多数。
松本祐輝 (まつもと・ゆうき)
1992年生まれ。西村あさひ法律事務所アソシエイト弁護士。弁護士としてキャリアをスタートさせて以来、M&A、訴訟、企業法務等に取り組んできたが、eスポーツを中心とするエンターテイメントの可能性に共感し、eスポーツビジネスに関する法的アドバイスに注力している。好きなゲームは『オーバーウォッチ』と『PUBG』。「日本一のeスポーツ弁護士」を目指して、eスポーツに関する講演や新規事業開発支援なども行っている。
第4部 座談会
Esportsの会運営人 (但木一真×荒木稜介×松本祐輝×小澤脩人)
ゲーマーが集うチャットアプリ「DISCORD」内にあるeスポーツコミュニティ。2018年12月発足以降、eスポーツで何かやりたい人、eスポーツを盛り上げたい人が集い、日夜議論を繰り広げ、交流を深めている。2019年5月現在、約5000人が参加している。ゲームアナリストの但木一真、起業家の荒木稜介、弁護士の松本祐輝、イベント・コンテンツプランナーの小澤脩人の4人が発起人として運営している。
書誌情報
単行本:四六判並製
価格:1600円(税抜)
頁数:200ページ
出版社:NTT出版
ISBN-10:475716081X
ISBN-13:978-4757160811
発売日: 2019/5/31
刊行トークイベント
「eスポーツプレイヤーはこれから5年間どう闘うか?――『ぷよぷよ』から、Rush Gamingまで」
出演 liveさん × 西谷麗さん トークイベント 司会 但木一真さん
・日時6/4 19:00~20:30
・場所 表参道青山ブックセンター
HP:http://aoyamabc.jp/event/esports/
そのほか、7月に大阪、東京等でもイベントを予定