友人宅や職場、帰省先の実家など、外出先でNintendo Switchを大画面に映したい、そんな時はSwitchドックと専用ACアダプターをカバンに入れて持ち運ぶ必要がある。しかし、純正のSwitchドックと専用ACアダプターをカバンに入れると意外とかさ張る。全て収まる専用ケースなどもあるが、Switchを持ち運ぶのに手荷物を増やすのはちょっと…というユーザーに朗報だ。そんな悩みを解消してくれる超小型Switch用ドック、「GENKI Dock」が登場した。
「GENKI Dock」の最大の特徴はSwitchドックとACアダプターの機能を全て兼ね備えているにも関わらず、純正のSwitchドックの1/10サイズとポケットにも入るサイズという所だ。ACアダプターも兼ねているので、Switchの充電はもちろん、モバイル機器の充電やノートPCやタブレット等をテレビやモニターに出力することも可能だ。
そんな「GENKI Dock」は先日2月6日よりクラウドファンティングサイト「Makuake」で先行予約販売が開始されている。プロジェクト開始以来、すでに目標金額の50万円を大幅に超え、約3,000万円の支援を受けている。今回、そんな「GENKI Dock」のサンプル品を入手したのでレビューをお届けする。
付属品のチェック
赤と青を基調としたSwitch風のデザインの箱を開封すると、「GENKI Dock」本体と「USB type-Cケーブル(1.8m)」、「専用収納ポーチ」、「取扱説明書」が入っている。HDMIケーブルは同梱されていないので、Switchに付いてくる物を使うか別途購入する必要がある。
Switchを画面に映す小型のアダプターは他にもあるが、「GENKI Dock」はこの大きさでSwitchドックとACアダプターの機能を兼ね備えている。プラグ収納機能が付いているのも嬉しいポイントだ。
- 寸法:33x66x44mm
- 重量:
69g→約100g ※1 - 出力解像度:1080p
- 接続ポート:USB 3.1 Type-A、USB 3.1 Type-C、HDMI 2.0
- 備考:USB PD対応(
最大出力30W→最大出力25W)※2
※1:日本の認証基準より上限温度が2℃超えており、発生した熱を分散させる為に30gほど増量している。
※2:当初の発表では30WのUSB PD3.0に対応との事だったが25WのUSB PD3.0に対応と訂正。Switchの充電には問題無いそうだ。
Nintendo Switchドックと比較
純正のSwitchドックと比較してみた。並べるとその大きさの違いがよく分かる。モニターやテレビに出力するには、Switchドックだと専用ACアダプターも必要だが、「GENKI Dock」はこれ一つで映像出力可能だ。
動作確認・使用感のチェック
接続方法は純正のSwitchドックと同様、モニターと「GENKI Dock」をHDMIで接続したらSwitch本体とUSB Type-Cで繋げるだけでOK。
「GENKI Dock」は小型で持ち運びに便利という所がポイントだが、純正のSwitchドックのように立てて置く必要が無いので、モニターの下や机上台の下などに設置することでデスク周りのスペースを有効活用できる。また、純正のSwitchドックでは構造上、熱が溜まりやすかったり、抜き差しの際に画面や背面に傷が付くこともあったが、「GENKI Dock」はUSB Type-Cで接続するだけなのでそれらの心配は無い。なお、Nintendo Switch Liteはテレビ出力モジュールが無いので接続しても映像は映らないので注意。
実際に「Splatoon2」をプレイして動作確認を行ってみた。純正のSwitchドックと同じ使用感で全く遅延などは感じなかった。1時間ほどのプレイで「GENKI Dock」本体が僅かに熱を帯びていたが、専用ACアダプターでもテレビ出力時は熱を帯びるので心配するほどでは無いだろう。
GENKI Dockレビューまとめ
SwitchドックとACアダプターの機能を超小型ボディに収めた「GENKI Dock」はSwitchを持ち運ぶ機会が多いユーザーなら気になる製品ではないだろうか。PCやスマホ・タブレットにも対応しているので旅行や出張先でも重宝しそうだ。
「GENKI Dock」は一般販売予定価格8,680円(税込)の予定だが、クラウドファンディングサイトMakuakeで18%OFFの7,100円で購入できる。まだ一般販売前なので、お届け予定日は「5月末までにお届け」となっているが、気になる人はチェックしておこう。