複数アニメを「ファストコンテンツ」として無断投稿&配信―ガイドライン違反の「ゲームプレイ動画」も投稿し逮捕される

株式会社KADOKAWAは、同社が製作委員会権利を有するアニメ『STEINS;GATE』を無断でYouTubeにアップロードした男性が著作権法違反で逮捕されたことを発表しました。
男性は広告収益を得るためにアニメや禁止されたゲームのプレイ動画を無許可で配信していた。

株式会社KADOKAWAは著作権侵害に対処するため、一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)警察への捜査協力をしていた。

アニメの無断アップロードと、ガイドラインを無視したゲーム配信

CUDAによれば、男性はガイドラインで禁止されているゲーム「シュタインズ・ゲート 比翼恋理のだーりん」のプレイ動画を無断でYouTubeにアップロードし、広告収益を得ていた。また、KADOKAWAのアニメ『STEINS;GATE』や東宝のアニメ『SPY×FAMILY』など他のアニメ作品についても男性は無許可で編集や字幕・ナレーションを付けた「ファストコンテンツ」をアップロードしていた。

ゲームやアニメの無許可アップロードは著作権侵害行為であり問題視されている。
ただし、一部のゲームやゲームメーカーでは各社の提示するガイドラインに則ることでアップロードが可能である。

ファストコンテンツについて

ファストコンテンツは、主にSNSや動画共有サイトなどで広まっています。これは、映画やゲームなどのコンテンツを要約し、字幕やナレーションなどのテキストや音声情報を追加して作成されるものです。しかし、このようなコンテンツは著作権違反などの問題が多発している背景があります。

CODAのコメント

CODAは今後も日本コンテンツの不正利用の撲滅と著作権の適正な保護に努めると述べた。
コンテンツの不正行為からクリエイターや権利者の経済的利益を守り、国際的に評価の高い日本のコンテンツを創出し、文化の普及と発展に貢献するため、引き続き活動を行うとしている。